ブライアンのブライ庵

無来闇(ブライアン)が140字のつぶやきで書き切れない事を書くための場所

◯◯推し 箱推し "世界"推し

 

夜は窓全開で寝ればなんとかなるものの、9月になったんだし魂が飛び出る暑さもいい加減終わってほしいこの頃、

Twitterでの筆者のフォロワーさんはこう思われているかと思います。

 

「あの人最近得体の知れないリズムゲーのスクショをペタペタ貼ってる…」

「アイツ、ガキの頃にアニメ不毛地帯だったのを引きずってアニメに対する興味すら薄れてるはずなのに今期になってアニメのキャプをペタペタ貼ってる…」

遊戯王やる相手がとうとう身近にいなくなったの?」

「キマってる」

 

で、何があったかというと…

 

rst-project.com

この沼にハマっちゃった☆沼なんて汚い単語はどうかと思うけど

 

その名は「Re:ステージ!(リ‐)」プロジェクト。通称リステ。

夢を追いかける女子中学生たちのアイドルストーリー

キャラデザ原案は和泉つばす氏。これが理由で追いかけた人もいると思います。

原作はコンプティークで2015年より連載されていた小説。2017年にアプリ版がリリース。昨年アニメ化決定が発表され今年7月より放送スタート。

 

 

rst-anime.com

昨年頃から同作品にハマっていた1人のフォロワーさん*1が放送前から「アニメスタッフ本気で来てるぞ」強い強いプッシュをしてくるのでどれどれと思いアニメ第1話を見たら…

 

 

……

 

 

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▲アニメ第1話「くっつけて、謡舞踊部」より 公式が最大手

ぼく「主人公(右の子)の声しゅき…」 「あら^~

「所々入るギャグシーンが良き…それでいてテンポ悪くしてない」

共依存臭すごいしいざ別れの時どう折れちゃうんだろ…」

フォロワーさん「この程度であら^~とか言ってるようじゃ甘いからな」

俺が悪かった…甘かったよ

 

 

 

……

 

 

rst-project.com

続きが気になり、居ても立ってもいられずアプリをインストールし"ここも動かして"いた*2

 

 

 

思考型リズムアクションというパズルゲームとリズムゲームが融合した"パズリズム"である以上、反射神経老人を自称する方にはどうも食わず嫌いされてしまったり、難易度の捉え方が人それぞれである事とクリア自体はどうしてもガチャ本位ではなく自分の実力本位であると考えているので他人に勧めるのが非常に難しい気がします。単に自分がプレゼン下手なだけなら失敬 あとガチャの確率渋いし

 

twitter.com

追記(9/5)

本記事投稿からイイ感じのタイミングで公式Twitterがモーメントをまとめだしたのでご紹介致します。これを見ればアプリのあれこれが分かります。

 

恐らくこのゲームに関してはクリアした時の達成感でズブズブ堕としていくのだと思う。同一ジャンル全般に言えることかもしれませんが。

去年からAP(スタミナ)制を廃止してくれたおかげ…というスマホゲーでなら褒められてしまう点で好きな時に好きな曲を好きなだけやれるのもズブズブポイントのひとつ。

何はともあれ自分のペース配分でやる事最優先。適度な休息は集中力を高める。

 

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▲8/12撮影 京王井の頭線ラッピング車両より

「初心者ほど上手にできる!?」というずいぶん挑戦的なキャッチコピー通り、リズムゲーの経験がウラウチ…位しか無かった筆者にとっては過去の経験からのバイアスが掛からない分取っつきやすかったと思います。

 

(^q^)ヘーオモシロソー

 

 

 ▲何の躊躇いもなく昨年のキャンペーン画像を使い回し数字を雑に書き直している

あとはβ時代チックでどこかの掲示板のようなかほり漂う、結構キマってる運営のノリ*3への捉え方もその時代を生きた人にはともかく、ネットの世代の移ろいとは早いもので、抵抗ある人にはあるのでいろいろと壁があったんじゃないかな…と。後述するストレスフリー的なモットーの下の計らいであると思うので今後ともお堅くならないで頂きたいところではありますが…

ストーリーや音楽の超クオリティやキャスティングのベストマッチがありながら、宣伝の面で謙虚がちでアニメ化する前からのファンの中にはこのアイドル戦国時代の中いまいち知名度がパッとしないという意見を持っている方もいたそうです…

湿っぽい話はここまでにしてマダマダイクゾォ!!

 

プロジェクト展開がアプリ中心に移行してからはゲームジャンル自体への抵抗という大きな壁があった(と思われる)中、アニメはそれ自体のすんばらしい出来もあって

理想のパターンである新規プレイヤー産地直送に加え、これまでは「ゲーム難しくて…」でその先が無かった部分に

「アニメがあるから今度は追ってみよう、曲を聴いてみよう」みたく興味を持ってもらうきっかけとしては絶対に成功しているはず。自分もアニメが始まるまではフォロワーさんの傍観者でありつづけた訳ですし…

 

そして筆者はインストール初日に手こずったある曲*4をFullで聞いたら、アイドルの自己紹介ソングという枠には収まりきらないストーリー性のある歌詞と主人公属するユニット結成までの節目みたいな感触に惚れて本作の楽曲面にハマっていきました。一見「単なる○○ソング」でも色々なメッセージが込められています。

個人的すぎる理由であればアニメOP*5の歌詞の一部もかつて恩師から受け取った言葉と重なってるのが非常にポイント高いですね。そしてあのメロディ…

???「伊藤翼は天才です…と言えと脅された

登場する5組がそれぞれ異なる顔(コンセプト)を持ち、1コンテンツ内における曲の幅広さも本プロジェクトにおける楽曲面の強さといえます。

  

 

…そんなわけで第2話までの1週間でどっぷり浸かってしまい気が付いたらいつ以来か、次の回の放送開始直前にはドキドキしている筆者がいた。

 

 

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▲第2話「完全にミジンコ」より かすかえはいいぞ
 第2話視聴後のぼく「カエタャ…」

 

 ……

 

 

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▲舞菜(まな)とは左の子。上のアニメキャプにも写っていた主人公。右の紗由(さゆ)はお互いを支えあっているもう1人の主人公と言ったところ。

部活モノといえばまずは結成までの流れをやるのがお約束でそこに色々な壁が立ちはだかるのですが、メンバーのスキルで痛快に進行していきながらも入部の最大の決め手となるシーンの説得力が削がれていないのがたまりません。

 

原作があってのアニメ化というとどうも気になってしまうのはアニメになった時の変更点ですが、本作はメインとなる話の順序が"ここも動かす!"となっていながらも不自然さをまったく感じさせない構成になっており変更そのものに不快感を抱かせないようになっています。

第2話を挙げると、かえ(さっきのピンク髪の子)の特技をアニメから入った視聴者にも分かりやすくし、孤独だった彼女が殻を破った事の裏付けとこの後に加入するメンバー全員にとってのターニングポイントであることが丁寧に描写される結果*6

となりました。変更や改変と一口に言っても悪いことばかりではなかったのでした…

 

またユニットやチームである以上(絆を深めるイベントのためもあるとはいえ)音楽性の違い内部間でのあらそいが生じるのがお約束ですが、そういった部分はなるべくトゲ抜きしながらも経験を積んでいき成長していく描写を忘れず、

受け手にヘイトを集めてしまいそうな言動のキャラも登場してすぐの段階で中和する成分を織り込んで最初からどこか憎めないようにしている努力が見受けられます。

 

そんなストレスフリーに進むストーリーと百合ズムステップに筆者は引き込まれていきました。*7

ゲーム内のストーリーはフルボイスなのでこの時点でも中々なものなのですが、アニメとして映像が付くと更にグッとくるものがあります。そのアニメもストレスフリーな作風が見事に落とし込まれていますよ! 逆を言えば徹頭徹尾救いのない話や、とにかく苦しんで苦しんで絶望しまくった末に勝利を得るカタルシスが好きな人にとっては物足りないかも…

 

上でも述べた楽曲の強さ、シナリオ構成と元より気合い入れて作られていることを短い期間でこれでもかと思い知らされました。そして念願のアニメ化、絶対に大成功させてやるという意思が特に下記のLIVEシーン抜粋動画だけからでも窺えます。

www.nicovideo.jp

ふざけた題名ですがモーションキャプチャのダンサーも最初からキャラの身長差になるべく合わせ、彼女達の初の公式試合(?)である事からか各メンバーの微妙なズレやクセもダンスに含まれているとの事。

声優陣が収録の際に見た時はまだ3Dモデルであり、グイグイ踊っているシーンをここからなんと上書き作画する*8という鬼のような工程が入りアニメ映像としての不自然さが0に!

公式がシーン抜粋動画をアップロードする事からも気合の入りようが凄いんです。題名で遊んで台無しですが

 

 

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▲「おや?あの派手な髪色でプロレスラー似の男の人は…」

上の注釈にもある8月のリリースイベントが筆者のリステ関連のイベント初参加だったのですがトークが終わってライブに移行する際、椅子を片付けるために派手な髪色でプロレスラー似の男の人*9が壇上に現れたのですが声優陣の時に負けない歓声で迎えられていた事から、携わる皆が皆に愛されていて筆者はとんでもない作品に出会ったのだなと確信致しました。

ただひとつ 私情ではありますが1日1日、1話1話が進んで深みにはまってゆく度に「何故もっと早くから興味を持たなかったんだ」「何故今まで…」という感情が少しずつ重くなってのしかかってくることだけが…

 

ハマっちゃって"だいたい"2ヶ月。ここまでこんな記事を書いてみましたが、

「お前リステ語るなら肝心なあそこが抜けてるぞ」

「生後2ヶ月の赤ん坊が知った風な口を利くな」

「お前なんかミジンコどころか単細胞だ」

と感じられてしまわれたら申し訳ございません。もっともっとこの世界の事を勉強していきたいです。分からない事がある=知る楽しみがまだまだ有ると考えて精進いたします。

 

こんな記事の内容で本プロジェクトにかけられている熱意を感じていただける自信が無いのでここはやはりアニメから是非―

 

rst-anime.com

ネット配信は上記URL参照。

ためらっている君も(おいで) 視聴してみよう 後悔しない 

ジャンルがジャンルなので始めはあれやこれや既視感を覚えるかもしれませんが、見るほどにリステ独自の素晴らしいテイストが感じられるはずです!

 

ここまで記事を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

 

さて…

 

…こいつは作品の紹介をしたいのか自分語りをしたいのか分からないしホントは何の記事を書きたかったんだ?

 

bri-an.hatenablog.com

 

*1:白鳥天葉のATM

*2:しかし、恐らくアニメ1クールでやるストーリーのその後から始まるような感じなので序盤のストーリーを補完しつつそこからのメインストーリーも読んでいくというチョット奇妙な状況でした

*3:挙げだすとキリがない。ほんの極わずかな一例: 例のシーン【公式】

*4:リメンバーズ!

*5:Don’t think, スマイル!!

*6:かえの次に入部する子はかえ一人の説得より第2話でみんなが成し遂げた一件も理由になった事で「一人じゃない」という台詞に重みを持たせる結果に。

*7:とある「暴走」から解決までの流れはちょっとグダってた感は否定できませんが… ここのストーリーが更新の最中にやってた人はどう思っていたのかは気になる

*8:8/25開催のリリースイベントでのトークより。他のライブシーンで分かるのですが遠目のシーンは流石にモデルのまま

*9:椿本康雄プロデューサー。本プロジェクトをずっと支えてきた偉い人。皆からはすがきもとP椿本Pと呼ばれ親しまれています。後でやっぱ言うほど似てなくね?って言われててかわいそう